つまり,読者がまだキャラを把握していない段階から母子のドラマ=キャラクターを見せようとしてしまったために,読者はキャラもキャラクターも把握できずに振り切られてしまったんじゃないかという説。
言い換えれば,キャラの存在感(≒笑い)が確立していない段階でキャラクター(≒いい話)を見せられても読者は困るよね,という話。
これは同時期に掲載が始まった「ゆゆ式」とは対照的。当初はゲストだったところを連載までこぎつけた今作は,初期から三人娘の日常を描くことに徹底的に終始し,彼女たちのキャラを見せ続けた。彼女たちがどんな姿で,どんな名前で,どんな性格で,作品世界内ではどんな関係を持っているか,を見せ続けた。
この「キャラ見せ・キャラクター見せの戦略」,「『笑いの日常』と『いい話』の混ぜ進め方」は,ストーリー4コマにおいてもっと意識されていいと思う。